[メイン] : x5 3d6 #1 (3D6) > 6[3,1,2] > 6 #2 (3D6) > 9[5,3,1] > 9 #3 (3D6) > 14[6,3,5] > 14 #4 (3D6) > 8[2,2,4] > 8 #5 (3D6) > 7[2,3,2] > 7
[メイン] GM : 準備がいいか教えろ
[メイン] ヘブンズバグ : 教えます
[メイン] GM : 出航だァ~~~!
[メイン] ヘブンズバグ : 出航ですね!
[メイン]
GM :
[メイン]
GM :
導入:
探索者は最近、毎夜悪夢を見ている。内容は任意。
悪夢の分、SANc(0/1)を最初に3回行うこと。
そして最終的に寝ること。それ以外は自由。(面倒なら適当にSANcして寝ていい)
[メイン] ヘブンズバグ :
[メイン] ヘブンズバグ : 夢を見る
[メイン] ヘブンズバグ : 夢を見る
[メイン] ヘブンズバグ : 暗い夢、狭い夢、苦しい夢
[メイン] ヘブンズバグ : 何も知らない私の夢は、色が無くて、音が無くて
[メイン] ヘブンズバグ : 嫌いな物だけは、確かなままで
[メイン] ヘブンズバグ : ある日目を閉じた
[メイン] ヘブンズバグ : 何もない場所に閉じ込められて、祈り続けるだけ
[メイン] ヘブンズバグ : それだけの場所、それだけしかない場所
[メイン] ヘブンズバグ : 知らないのだから、仕方もない
[メイン] ヘブンズバグ : ccb<=40 (1D100<=40) > 43 > 失敗
[メイン] system : [ ヘブンズバグ ] SAN : 40 → 39
[メイン] ヘブンズバグ : 目を空けて、嫌な目覚めをして
[メイン] ヘブンズバグ : また目を閉じる
[メイン] ヘブンズバグ : 狭い場所、でも今度は違う
[メイン] ヘブンズバグ : 人がいて、人が私を見ていて
[メイン] ヘブンズバグ : ただそれといるだけで、自由ですらないまま苦しい思いをする
[メイン] ヘブンズバグ : 繋がれたような、狭くて不自由な夢
[メイン] ヘブンズバグ : 知っている者は嫌いな物ばかり
[メイン] ヘブンズバグ : ccb<=39 (1D100<=39) > 16 > 成功
[メイン] ヘブンズバグ : また目を覚ます、起きても変わらない
[メイン] ヘブンズバグ : それで、また目を閉じれば
[メイン] ヘブンズバグ : ただ狭い中、知ってる物だけの場所
[メイン] ヘブンズバグ : 何もかも知っているだけ、知っている物だけ
[メイン] ヘブンズバグ : 酷くつまらない悪夢、無色の夢
[メイン] ヘブンズバグ : 今日も今日とて、嫌な夢
[メイン] ヘブンズバグ : ccb<=39 (1D100<=39) > 34 > 成功
[メイン] ヘブンズバグ : …
[メイン] ヘブンズバグ : 目を覚ます
[メイン] ヘブンズバグ : 嫌な感覚、覚束ない不快感
[メイン] ヘブンズバグ : 心地の良い眠りは無くて、夢というにはあまりにも"夢の無い"夢
[メイン] ヘブンズバグ : でも、どうしようもない
[メイン] ヘブンズバグ : 起きて、疲れて
[メイン] ヘブンズバグ : また眠る
[メイン] ヘブンズバグ :
[メイン] ヘブンズバグ :
[メイン] GM : あなたは暗い廊下に立っていた
[メイン] GM : 辺りはよく見えないが広い 両手を広げても3人は並べるか
[メイン] GM : 糸が軋む音がする
[メイン] ヘブンズバグ : …ぱちり、目を覚ます
[メイン] ヘブンズバグ : 不思議な色と、音
[メイン] ヘブンズバグ : 私の夢にしては
[メイン] ヘブンズバグ : "知らない事"だ、そう思って
[メイン] ヘブンズバグ : ちらり、辺りを見回す
[メイン] ヘブンズバグ : 此処は何処、というのは
[メイン] ヘブンズバグ : 狭い狭い夢の中で考えるのは初めての事だ
[メイン]
GM :
行動するなら以下から選ぶこと。それ以外は不可。
――《辺りを調べる》
――《進む》
――《戻る》
[メイン] GM : 《辺りを調べる》
[メイン] GM : 廊下は前後に、先も見えないほど延びているようだった
[メイン] GM : そして暗闇の中に無数の人形が吊られていた
[メイン]
GM :
あるものは宙ぶらりんで あるものは大地に蹲り
マネキン人形のような、顔も無い人型がその場を埋め尽くしていた
SANc(0/1)
[メイン] ヘブンズバグ : ccb<=39 (1D100<=39) > 19 > 成功
[メイン]
ヘブンズバグ :
「…ぁ」
驚き
[メイン] ヘブンズバグ : 新鮮、未知、そして
[メイン] ヘブンズバグ : 心に色づく恐怖
[メイン] ヘブンズバグ : 見た事は無い
[メイン] ヘブンズバグ : 無数の人形、それもこんな形は
[メイン] ヘブンズバグ : …でも
[メイン] ヘブンズバグ : 知らない事は、怖いままだから
[メイン] ヘブンズバグ : 私の夢なら、なにか見たことあるのかな?
[メイン] ヘブンズバグ : 人形に、目を凝らして目星を付ける
[メイン]
GM :
行動するなら以下から選ぶこと。それ以外は不可。
――《辺りを調べる》
――《進む》
――《戻る》
[メイン] GM : 《目星》は不可。
[メイン] ヘブンズバグ : …よく見えない、だから
[メイン] ヘブンズバグ : 《進んで》みて、調べてみるかな
[メイン]
GM :
[メイン] GM : 進む。
[メイン]
GM :
進んでも進んでも風景が変わらない。
同じような廊下をずっと歩いている。
[メイン] GM : 進んだ。
[メイン]
GM :
行動するなら以下から選ぶこと。それ以外は不可。
――《辺りを調べる》
――《進む》
――《戻る》
[メイン] ヘブンズバグ : …ああ
[メイン] ヘブンズバグ : なんだか、少し
[メイン] ヘブンズバグ : 気落ちする
[メイン] ヘブンズバグ : だって、結局今回も
[メイン] ヘブンズバグ : いつもの狭い夢だったんだ、ほんの少し、おかしな形だけど
[メイン] ヘブンズバグ : 仕方ない、もう少し見直すかな?
[メイン] ヘブンズバグ : 《辺りを調べよう》だってこの人形は知らないし
[メイン] GM : 廊下の様子は変わりない
[メイン] GM : ハサミの音がする
[メイン] ヘブンズバグ : …?
[メイン] ヘブンズバグ : 金属質の、嫌な音だった
[メイン] ヘブンズバグ : でも、音だけだから…
[メイン] ヘブンズバグ : 気のせい、なのかな
[メイン] ヘブンズバグ : 何もないなら、仕方ない…《進もう》
[メイン] GM : 進
[メイン] GM : チョッキン!
[メイン]
GM :
廊下の先で人形が糸が切れたように崩れ落ちる。
[メイン]
GM :
倒れた人形の影から人影が歩いてくるのが見える。
[メイン] ヘブンズバグ : 「…!?」
[メイン] ヘブンズバグ : うそ
[メイン] ヘブンズバグ : 誰か、居る?
[メイン]
危なげな人形 :
歩いてくる。
大きなハサミを持っているが、肌や関節を見るに人形のように見える。
[メイン]
ヘブンズバグ :
「…ぁ?」
怖い、怖かった
[メイン] ヘブンズバグ : 一転して、何も知らない夢
[メイン] ヘブンズバグ : 好奇心なんて、無い
[メイン] ヘブンズバグ : 無知は恐ろしい、ましてや
[メイン] ヘブンズバグ : 知らない"恐怖"が、目の前に?
[メイン] ヘブンズバグ : どうして、なんて
[メイン] ヘブンズバグ : 言っても、意味はない
[メイン] ヘブンズバグ : …《戻るしかない》
[メイン]
GM :
[メイン] GM : 戻る。
[メイン]
GM :
戻っても戻っても風景が変わらない。
同じような廊下をずっと歩いている。
[メイン] GM : 戻った。
[メイン]
GM :
行動するなら以下から選ぶこと。それ以外は不可。
――《辺りを調べる》
――《進む》
――《戻る》
[メイン] ヘブンズバグ : 「はぁ…はぁ…っ」
[メイン] ヘブンズバグ : 息が切れる、元々強くもない身体だから
[メイン] ヘブンズバグ : 恐怖と、負荷で苦しいが
[メイン] ヘブンズバグ : もっと《戻る》しかない、こっちに進むのも知らない事だけど
[メイン]
GM :
[メイン] GM : 戻る。
[メイン]
GM :
戻っても戻っても風景が変わらない。
同じような廊下をずっと歩いている。
[メイン] GM : 戻った。
[メイン]
GM :
行動するなら以下から選ぶこと。それ以外は不可。
――《辺りを調べる》
――《進む》
――《戻る》
[メイン] ヘブンズバグ : 変わらない、変わらない
[メイン] ヘブンズバグ : 嫌な未知と、狭い既知で
[メイン] ヘブンズバグ : 恐怖だけは、背後の先に居る事だけを"知って"いる
[メイン] ヘブンズバグ : 戻っていても、同じかもしれないのなら
[メイン] ヘブンズバグ : もう一度《調べておこう》何か、何かが無いか
[メイン] ヘブンズバグ : そう祈りながら
[メイン] GM : 廊下の様子は変わりない。
[メイン]
GM :
だが何か、忙しなく動き回る気配がある。
人形の隙間にちらりと動く人影が見えた。辺りを調べ回っているようだ。
[メイン] GM : あなたにはまだ気づいていない。
[メイン] ヘブンズバグ : …?
[メイン] ヘブンズバグ : 不気味な、感覚が
[メイン] ヘブンズバグ : 知らない誰かの、もう一つの気配
[メイン] ヘブンズバグ : 嫌だな、嫌だな
[メイン] ヘブンズバグ : 嫌な事ばかり繋がって、行く
[メイン] ヘブンズバグ : それを振り切りたくて、もっと《戻る》事にした
[メイン]
GM :
[メイン] GM : 戻る。
[メイン]
GM :
戻っても戻っても風景が変わらない。
同じような廊下をずっと歩いている。
[メイン] GM : 戻った。
[メイン]
GM :
行動するなら以下から選ぶこと。それ以外は不可。
――《辺りを調べる》
――《進む》
――《戻る》
[メイン] ヘブンズバグ : …相も変わらず、何も
[メイン] ヘブンズバグ : 悪趣味な悪夢だった
[メイン] ヘブンズバグ : 進む先の無い悪夢と違って
[メイン] ヘブンズバグ : 進めるようで進めない、戻れるようで戻らない
[メイン] ヘブンズバグ : 何も、変わらない
[メイン] ヘブンズバグ : …でも《調べるしかない》無知だから
[メイン] ヘブンズバグ : ずっと同じじゃない、嫌な感覚が切り替わってるだけだとしても
[メイン] GM : 廊下の様子は変わりない
[メイン]
GM :
人形の中に異彩を放つものがある
薄青のドレスを身に着けた人形だ
瞳を閉じ、その場で立ち尽くすようにしている
[メイン] ヘブンズバグ : 「…?」
[メイン] ヘブンズバグ : 青色
[メイン] ヘブンズバグ : 人形が其処に居る、今度は動いていない
[メイン] ヘブンズバグ : 何もしては来ない、何もしても居ない
[メイン] ヘブンズバグ : でも、さっきの想いが
[メイン] ヘブンズバグ : 嫌な感覚だけを搔き立てて
[メイン] ヘブンズバグ : …コレは置いて《戻ろう》
[メイン] ヘブンズバグ : そう決めさせた
[メイン]
GM :
[メイン] GM : 戻る。
[メイン]
GM :
戻っても戻っても風景が変わらない。
同じような廊下をずっと歩いている。
[メイン] GM : 戻った。
[メイン]
GM :
行動するなら以下から選ぶこと。それ以外は不可。
――《辺りを調べる》
――《進む》
――《戻る》
[メイン] ヘブンズバグ : 《調べる》何かまた変わりがあるかもしれない
[メイン] GM : 廊下の様子は変わりない
[メイン]
GM :
行動するなら以下から選ぶこと。それ以外は不可。
――《辺りを調べる》
――《進む》
――《戻る》
[メイン] ヘブンズバグ : 何もないばかり
[メイン] ヘブンズバグ : 本当に此処は?
[メイン] ヘブンズバグ : 《戻る》、追われているかもしれないのならそうするだけだ
[メイン]
GM :
[メイン] GM : 戻る。
[メイン]
GM :
戻っても戻っても風景が変わらない。
同じような廊下をずっと歩いている。
[メイン] GM : 戻った。
[メイン]
GM :
行動するなら以下から選ぶこと。それ以外は不可。
――《辺りを調べる》
――《進む》
――《戻る》
[メイン] ヘブンズバグ : …
[メイン] ヘブンズバグ : 《調べる》、もう一度
[メイン] GM : 廊下の様子は変わりない
[メイン] GM : ここはあなたが最初にいたのと同じ場所に見える
[メイン] ヘブンズバグ : 「…ぅ」
[メイン] ヘブンズバグ : 疲れが昇る
[メイン] ヘブンズバグ : 夢の中なのにね、なんて悪態も付けない
[メイン] ヘブンズバグ : …何もないばかりだ
[メイン] ヘブンズバグ : 感覚がおかしくなった気分だ
[メイン] ヘブンズバグ : 進んでるのやら
[メイン] ヘブンズバグ : 戻ってるのやら
[メイン] ヘブンズバグ : …ああそうだ
[メイン] ヘブンズバグ : 嫌な夢なら
[メイン] ヘブンズバグ : いっそ、少し痛くても
[メイン] ヘブンズバグ : 目覚めてしまう方がいいか
[メイン] ヘブンズバグ : 《進もう》
[メイン]
GM :
[メイン] GM : 進む。
[メイン]
GM :
進んでも進んでも風景が変わらない。
同じような廊下をずっと歩いている。
[メイン] GM : 進んだ。
[メイン]
GM :
行動するなら以下から選ぶこと。それ以外は不可。
――《辺りを調べる》
――《進む》
――《戻る》
[メイン] ヘブンズバグ : もう一歩
[メイン] ヘブンズバグ : 《進もう》何されてもいい
[メイン] ヘブンズバグ : 夢なのだから…
[メイン] GM : 進
[メイン] GM : チョッキン!
[メイン] ヘブンズバグ : まだ、いた
[メイン] GM : やはり廊下の先で人形が糸が切れたように崩れ落ちる。
[メイン] ヘブンズバグ : さっきと同じで、人形を切り落として
[メイン] ヘブンズバグ : …
[メイン] ヘブンズバグ : 今は落ち着いている
[メイン] ヘブンズバグ : だから、少しだけ
[メイン] ヘブンズバグ : 少しだけ《調べよう》
[メイン] 危なげな人形 : 先と同じように歩いてきている。
[メイン] GM : 廊下の様子は変わりない。
[メイン] ヘブンズバグ : …
[メイン] 危なげな人形 : 「あん?」
[メイン]
ヘブンズバグ :
「…ぁ」
思いがけない気分だった
[メイン] 危なげな人形 : あなたに気づいたらしい。
[メイン] ヘブンズバグ : 声を掛けられた、私に?
[メイン]
ヘブンズバグ :
「こ、ん…ばんは…?」
[メイン] 危なげな人形 : 「はいこんばんは」
[メイン] ヘブンズバグ : する気も無かったから、たどたどしい
[メイン] ヘブンズバグ : 「ええ、っと」
[メイン] ヘブンズバグ : 「貴女は、なにしてるん、ですか?」
[メイン] 危なげな人形 : 「は?」
[メイン] 危なげな人形 : 「そんなの見て分からないの?」
[メイン] ヘブンズバグ : 「ぅ…」
[メイン] ヘブンズバグ : 「すいません…」
[メイン] 危なげな人形 : あくまで淡々としてはいるが友好的な気配は無い。
[メイン]
ヘブンズバグ :
「…」
嫌な気分、嫌な気分
[メイン] ヘブンズバグ : 知っている、嫌な感じ
[メイン] ヘブンズバグ : 《進もう》彼女は目覚めじゃないのだろう
[メイン] 危なげな人形 : 「ああ、行くの? 邪魔にならないからそれでいいけど」
[メイン] 危なげな人形 : それだけ言って逆方向に歩いて行く。
[メイン] ヘブンズバグ : さっさと後にしたかった
[メイン] ヘブンズバグ : 夢の中でまで、こんな思いはしたくない
[メイン]
GM :
[メイン] GM : 進む。
[メイン]
GM :
進んでも進んでも風景が変わらない。
同じような廊下をずっと歩いている。
[メイン] GM : 進んだ。
[メイン] ヘブンズバグ : 「…」
[メイン] ヘブンズバグ : 「……」
[メイン] ヘブンズバグ : 「はぁ~~……」
[メイン] ヘブンズバグ : 溜息が漏れた
[メイン] ヘブンズバグ : 嫌な気分だ、本当に…
[メイン] ヘブンズバグ : どうにか、他の事を気にする、そうする事にする
[メイン] ヘブンズバグ : 《調べよう…》
[メイン] GM : 廊下の様子は変わりない
[メイン]
GM :
人形の中に異彩を放つものがある
薄青のドレスを身に着けた人形だ
[メイン] GM : しかし先ほどとは位置が違う気がする
[メイン] ヘブンズバグ : …?
[メイン] ヘブンズバグ : ズレている、気がした
[メイン] ヘブンズバグ : これも、動いてる?
[メイン] ヘブンズバグ : …
[メイン] ヘブンズバグ : 嫌な事と不気味な事ばかり
[メイン] ヘブンズバグ : 《進もう》ここも嫌だ
[メイン]
GM :
[メイン] GM : 進む。
[メイン]
GM :
進んでも進んでも風景が変わらない。
同じような廊下をずっと歩いている。
[メイン] GM : 進んだ。
[メイン]
GM :
行動するなら以下から選ぶこと。それ以外は不可。
――《辺りを調べる》
――《進む》
――《戻る》
[メイン] ヘブンズバグ : 目を向ける
[メイン] ヘブンズバグ : 同じ中なのに、やっぱりいろいろ代わってる
[メイン] ヘブンズバグ : 《調べる》不気味な事ばかりだから
[メイン] GM : 廊下の様子は変わりない。
[メイン]
GM :
忙しなく動き回る気配がある。
人形の隙間にちらりと動く人影が見えた。辺りを調べ回っているようだ。
[メイン] GM : そしてその気配が身じろぐ
[メイン] GM : 今度はあなたに気づいたらしい
[メイン] ヘブンズバグ : 「…っ」
[メイン] ヘブンズバグ : 気が向いた、気がする
[メイン] ヘブンズバグ : また嫌な事なのかな…
[メイン] 気弱な人形 : そこらの人形の影からひょっこり顔を出す
[メイン] 気弱な人形 : 「あっ……」
[メイン] ヘブンズバグ : 「…ぁ」
[メイン] ヘブンズバグ : 「ど、どうも…」
[メイン] 気弱な人形 : 「あ、こ、こんばんは……!」
[メイン]
気弱な人形 :
ぺこりと頭を下げる。
服の影から垣間見える肌と関節を見るに人形らしい。
[メイン] ヘブンズバグ : 「貴女は、なにをしているん、ですか?」
[メイン] 気弱な人形 : 「あ、怪しくないですよ!」
[メイン] ヘブンズバグ : こんな場所で、何を見ているかなんて
[メイン] ヘブンズバグ : 予想もつかないが…
[メイン] ヘブンズバグ : 「あ、うん…」
[メイン] 気弱な人形 : 「あ、ご、ごめんなさい……」
[メイン] ヘブンズバグ : 「いや、いいんだよ…うん」
[メイン]
ヘブンズバグ :
「ただ、その…気になって」
早く、出たいし
[メイン] ヘブンズバグ : 何か無いのか、教えてほしい
[メイン] 気弱な人形 : 「出口、探してたんですけど……」
[メイン] 気弱な人形 : 「知りませんかね?」
[メイン] 気弱な人形 : 「見つからなくって……」
[メイン] ヘブンズバグ : 「…ぁ」
[メイン] ヘブンズバグ : 「…私も、探してる、かな…」
[メイン] ヘブンズバグ : 此処じゃあ、どこにも見当たらない…
[メイン] 気弱な人形 : 「そ、そうでしたか……ごめんなさい……」
[メイン] ヘブンズバグ : 「いや、いいんだよ」
[メイン] ヘブンズバグ : 「……ええと、その」
[メイン] ヘブンズバグ : 「他の人の事は、何か知ってる?」
[メイン] ヘブンズバグ : 私からは、とても聞けないけど
[メイン] ヘブンズバグ : もしかしたらあの鋏の人も知ってるかもだし…
[メイン] 気弱な人形 : 「他の人……ハサミの人は見ましたけれど……」
[メイン] 気弱な人形 : 「あの人、怖くて、遠くで見てるだけだったから……」
[メイン] ヘブンズバグ : 「あ、はは……」
[メイン] ヘブンズバグ : 「私も怖かった、同じだよ…」
[メイン] ヘブンズバグ : 「…」
[メイン] ヘブンズバグ : 「ええと、ありがとう、ね」
[メイン] ヘブンズバグ : 「…私も、出口探すよ、うん」
[メイン] 気弱な人形 : 「え、あ。えへへ……すいません……」
[メイン] 気弱な人形 : 「出口、出口大事ですもんね……!」
[メイン] ヘブンズバグ : 「うん…ここは、同じものばっかだし、ね」
[メイン] ヘブンズバグ : 「…それじゃあ、そろそろ行くね」
[メイン] 気弱な人形 : 「あ、はい……」
[メイン] ヘブンズバグ : 「じゃあ、ね」
[メイン] 気弱な人形 : 「ま、また……あ、いや、さよなら……」
[メイン] ヘブンズバグ : 「…ぁ」
[メイン] ヘブンズバグ : またね、のほうが、よかったのかな…
[メイン] ヘブンズバグ : でも、言えなかったな…
[メイン] ヘブンズバグ : …
[メイン] ヘブンズバグ : 《進もう》
[メイン]
GM :
[メイン] GM : 進む。
[メイン]
GM :
進んでも進んでも風景が変わらない。
同じような廊下をずっと歩いている。
[メイン] GM : 進んだ。
[メイン]
GM :
行動するなら以下から選ぶこと。それ以外は不可。
――《辺りを調べる》
――《進む》
――《戻る》
[メイン] ヘブンズバグ : 《調べる》出口が隠れてた、かもだし
[メイン] GM : 廊下の様子は変わりない
[メイン]
GM :
行動するなら以下から選ぶこと。それ以外は不可。
――《辺りを調べる》
――《進む》
――《戻る》
[メイン] ヘブンズバグ : また、進む…?でも
[メイン] ヘブンズバグ : …あの人、居たら、だし…
[メイン] ヘブンズバグ : …いや、でも、仕方ないか
[メイン] ヘブンズバグ : 《進む》か…
[メイン] GM : 進
[メイン] GM : チョッキン!
[メイン] 危なげな人形 : 「また君か……」
[メイン] 危なげな人形 : 廊下の先から現れる。
[メイン]
ヘブンズバグ :
「…ぁ、ど、うも…」
少し身を縮める、が
[メイン] ヘブンズバグ : 「前に、進んでたけど…戻ってた、みたいで」
[メイン] 危なげな人形 : 「ああ、そう。それで?」
[メイン] 危なげな人形 : 「何が言いたいの?」
[メイン] ヘブンズバグ : 「…ぁあ、いや、その」
[メイン] ヘブンズバグ : 「出口、探そうと、思ってて…」
[メイン] ヘブンズバグ : 「何か、そう言うの無かったか…聞きたくて…」
[メイン] 危なげな人形 : 「あったら出てるんだけど?」
[メイン] ヘブンズバグ : 「そ、そうです、よね…」
[メイン] ヘブンズバグ : 聞いてるだけ、なんだけどなぁ
[メイン] ヘブンズバグ : …
[メイン] ヘブンズバグ : 「あ、あの」
[メイン] ヘブンズバグ : 「他の、人にはその」
[メイン] ヘブンズバグ : 「何か、知ってる事、ありますか…?」
[メイン] ヘブンズバグ : 「他の、人も…此処に居るみたいです、から」
[メイン] 危なげな人形 : 「さあ?」
[メイン] ヘブンズバグ : 「そ、そうですか…」
[メイン] 危なげな人形 : 「それっぽいのは見たことある気がするけど何も知らないわ」
[メイン] ヘブンズバグ : 「…なる、ほど」
[メイン]
ヘブンズバグ :
「ありがとう、ございます」
頭は、下げておく
[メイン] 危なげな人形 : 「ていうかこっちを見てビクビクしたり失礼よね」
[メイン] ヘブンズバグ : 「…ぅ」
[メイン] 危なげな人形 : 「あの青いの……本当に……」
[メイン]
ヘブンズバグ :
「すいません…」
だって、怖いものは、怖いのに
[メイン] ヘブンズバグ : 「…そろそろ、行きますね」
[メイン] ヘブンズバグ : 面識は、ある、みたいだけど
[メイン] ヘブンズバグ : これ以上聞ける気はしないから
[メイン] ヘブンズバグ : 《進む》事にしよう…
[メイン] 危なげな人形 : 素通りさせた。
[メイン]
GM :
[メイン] GM : 進む。
[メイン]
GM :
進んでも進んでも風景が変わらない。
同じような廊下をずっと歩いている。
[メイン] GM : 進んだ。
[メイン]
GM :
行動するなら以下から選ぶこと。それ以外は不可。
――《辺りを調べる》
――《進む》
――《戻る》
[メイン] ヘブンズバグ : …出口、あるのだろうか?
[メイン] ヘブンズバグ : 《調べては》みるけれど…
[メイン] GM : 廊下の様子は変わりない。
[メイン]
GM :
行動するなら以下から選ぶこと。それ以外は不可。
――《辺りを調べる》
――《進む》
――《戻る》
[メイン] ヘブンズバグ : …見つかる気が、しない
[メイン] ヘブンズバグ : 《進む》けど、進んでいる気も…
[メイン]
GM :
[メイン] GM : 進む。
[メイン]
GM :
進んでも進んでも風景が変わらない。
同じような廊下をずっと歩いている。
[メイン] GM : 進んだ。
[メイン]
GM :
行動するなら以下から選ぶこと。それ以外は不可。
――《辺りを調べる》
――《進む》
――《戻る》
[メイン] ヘブンズバグ : 《調べる》確か此処は…
[メイン] ヘブンズバグ : 動かない人が居たハズ、だけど
[メイン] GM : 廊下の様子は変わりない
[メイン]
GM :
人形の中に異彩を放つものがある
薄青のドレスを身に着けた人形だ
[メイン] GM : また動いている気がする
[メイン] ヘブンズバグ : 「…」
[メイン] ヘブンズバグ : 「起きて、ますか?」
[メイン] ヘブンズバグ : …なんとなく、虚しい事をしてみる
[メイン] 静かな人形 : ぱちり!
[メイン] 静かな人形 : 瞼を開く。
[メイン] ヘブンズバグ : 「わぁ…」
[メイン] 静かな人形 : 「おや」
[メイン] ヘブンズバグ : 「ど、どうも」
[メイン] 静かな人形 : 「ああ、どうもご丁寧に……」
[メイン] 静かな人形 : 恭し気に返事をした。
[メイン] ヘブンズバグ : 「え、えと…」
[メイン] ヘブンズバグ : 「ここで、出口探してるんですけど…」
[メイン] ヘブンズバグ : 「何か、知ってないで、しょうか…?」
[メイン] 静かな人形 : 「ふむ、成る程……近頃こちらに来たばかり、ということでよろしいでしょうか?」
[メイン] ヘブンズバグ : 「此処に来た…?ええと、そうですね」
[メイン] ヘブンズバグ : 引っかかる言い方をされた、気がする
[メイン] 静かな人形 : 「では、結論からお答えしますと私は何も知りません」
[メイン] 静かな人形 : 「というよりも見つけられていない、と言うのが適切です」
[メイン] ヘブンズバグ : 「…そ、そうでした、か」
[メイン] ヘブンズバグ : 「…ここは何も、ないんですかね…?」
[メイン] 静かな人形 : 「恐らく、私の見てきた限りではその通りです」
[メイン] 静かな人形 : 「延々と均一な廊下が続き……そう、延々とです」
[メイン] ヘブンズバグ : 「…そう、ですか…」
[メイン] ヘブンズバグ : 「…出口が、みつからない」
[メイン] ヘブンズバグ : 「…どこかで、戻って、延々と…」
[メイン] ヘブンズバグ : …終わりがない夢みたいな気がして
[メイン] ヘブンズバグ : 酷い恐怖が沸きあがる
[メイン] ヘブンズバグ : 「…」
[メイン] ヘブンズバグ : 「他の、二人もずっとここに?」
[メイン] 静かな人形 : 「他の二人……?」
[メイン] ヘブンズバグ : 「青い子と、鋏を持った子が、いたんです」
[メイン] 静かな人形 : 「ハサミ……は彼女ですね」
[メイン] 静かな人形 : 「常にハサミを振り回している危険人物です。進行方向に立たなければ襲って来はしませんが……」
[メイン] ヘブンズバグ : 「何度か、通ってますから、そうです、ね…」
[メイン] ヘブンズバグ : 嫌な想いが浮かぶ、でもずっと出られないのなら…
[メイン] ヘブンズバグ : 気持ちはわかるような、気がする
[メイン] 静かな人形 : 「彼女の顔は何度も見ています」
[メイン] 静かな人形 : 「私がここに来た当初からあの様子なので……そうですね、長い間この回廊に囚われているのでしょう」
[メイン] ヘブンズバグ : 「もっと前から…」
[メイン] 静かな人形 : 「青い子は……申し訳ありませんが存じ上げませんね。直近に来たのでしょうか?」
[メイン] ヘブンズバグ : 「…そうでしたか…」
[メイン] ヘブンズバグ : 「ええと、三角帽子の子です」
[メイン] ヘブンズバグ : 「出口を探してるので、私も、探そうと思って…」
[メイン] 静かな人形 : 「成る程、把握いたしました」
[メイン] 静かな人形 : 「出口ですか」
[メイン] 静かな人形 : 「では一つお伝えしておきましょう」
[メイン] ヘブンズバグ : 「…はい」
[メイン] 静かな人形 : 「私もかつては、出口を探してこの廊下を進み続け、時には戻って、調べ回り……」
[メイン] 静かな人形 : 「その上で結果は得られていません」
[メイン] 静かな人形 : 「あるいは、私の行ってきた方法では無意味なのやもしれません」
[メイン]
ヘブンズバグ :
「…ぅ」
[メイン] 静かな人形 : 「そのことを、お気に留め頂ければと」
[メイン]
ヘブンズバグ :
「…は、い」
冷えるような、気がした
[メイン] ヘブンズバグ : だけど、それを伝えてくれたのは
[メイン] ヘブンズバグ : 優しい事でも、あったとは思うから…
[メイン] ヘブンズバグ : 「ありがとう、ございました…」
[メイン] 静かな人形 : 「お気になさらず」
[メイン] 静かな人形 : 「今後も何かご用があれば何なりと」
[メイン] ヘブンズバグ : 「は、い」
[メイン] ヘブンズバグ : 「…よろしくお願いします」
[メイン] ヘブンズバグ : こくり、頭を下げて
[メイン]
静かな人形 :
「よろしくお願いしますね」
少し微笑む
[メイン] ヘブンズバグ : ほんの少しだけ、笑おうとして見たが
[メイン] ヘブンズバグ : 不安に負けて、返せなかった
[メイン] ヘブンズバグ : 「…じゃあ、私」
[メイン] ヘブンズバグ : 「そろそろ、進みますね」
[メイン] 静かな人形 : 「では、名残惜しいところですがお元気で」
[メイン] 静かな人形 : 「楽しい時間でした。また、いずれ」
[メイン] ヘブンズバグ : 笑えない分、もう一度お辞儀して
[メイン] ヘブンズバグ : 「…また…」
[メイン] ヘブンズバグ : 「…ええ、また、会えたら」
[メイン] ヘブンズバグ : こんどは、此方は言えた、のは
[メイン] ヘブンズバグ : 少し、嬉しいが
[メイン] ヘブンズバグ : …《進もう》しないとダメな事は、多い
[メイン]
GM :
[メイン] GM : 進む。
[メイン]
GM :
進んでも進んでも風景が変わらない。
同じような廊下をずっと歩いている。
[メイン] GM : 進んだ。
[メイン]
GM :
行動するなら以下から選ぶこと。それ以外は不可。
――《辺りを調べる》
――《進む》
――《戻る》
[メイン] ヘブンズバグ : もう一度《調べる》
[メイン] 気弱な人形 : コソコソしている
[メイン] GM : 廊下の様子は変わりない
[メイン] GM : ハサミの音がする
[メイン] ヘブンズバグ : 「ええと、どうも」
[メイン] 気弱な人形 : 「ど、どうも……!」
[メイン] 気弱な人形 : ちょっと嬉し気
[メイン] ヘブンズバグ : 「一通り、周って来て、見ました」
[メイン] ヘブンズバグ : 「出口は、まだですが…」
[メイン] ヘブンズバグ : 「鋏の人じゃない人と、会いましたよ」
[メイン] 気弱な人形 : 「あ、そ、そうなんですか……!?」
[メイン] ヘブンズバグ : 「ここから、戻ると、会えると思います」
[メイン] ヘブンズバグ : 「…その、探す人は多い方が、良いですしね」
[メイン] 気弱な人形 : 「へ、へえー……!」
[メイン] 気弱な人形 : 「あ、えっと、その……すごいですね! なんだか……!」
[メイン] ヘブンズバグ : 「そ、そうですか…?」
[メイン] ヘブンズバグ : 凄い、なんて言われるのは
[メイン] ヘブンズバグ : 初めて、だが…
[メイン] 気弱な人形 : 「だって……自分から頑張って、いろんな人と話して……」
[メイン] 気弱な人形 : 「私、そんなの出来ませんもん……」
[メイン] ヘブンズバグ : 「…」
[メイン] ヘブンズバグ : 「私も、好きじゃないんだ」
[メイン] ヘブンズバグ : 「でも、話さないと、怖いから」
[メイン] ヘブンズバグ : 「わからないままで、いるのは」
[メイン] ヘブンズバグ : 「何があるのやら、で」
[メイン] 気弱な人形 : 「成程お……」
[メイン] ヘブンズバグ : 全てがわからなくてもいい、でも…
[メイン]
ヘブンズバグ :
「だから、少しだけでも話して…ね」
無知は、どん詰まりの怖さがあるんだから
[メイン] 気弱な人形 : 「で、でも! すごいのはすごいですよ!」
[メイン] ヘブンズバグ : 「…そ、それ、なら…」
[メイン] ヘブンズバグ : 「一緒に、一度…」
[メイン] ヘブンズバグ : 「行ってみない、かな…?」
[メイン] 気弱な人形 : 「えっ」
[メイン] 気弱な人形 : 「わ、私がですか……」
[メイン] ヘブンズバグ : 「う、うん」
[メイン] ヘブンズバグ : 「一度、一緒に見てみるのも、いいかなって」
[メイン] ヘブンズバグ : 「…そのほうが、私は」
[メイン] ヘブンズバグ : 「心強くも、あるから」
[メイン] ヘブンズバグ : …彼女は、多分いい子だから、一緒でもいいと
[メイン] ヘブンズバグ : 今は、勝手に
[メイン] ヘブンズバグ : そう思った
[メイン] 気弱な人形 : 「あ、えっと、でも」
[メイン] 気弱な人形 : 「私、ダメですから」
[メイン] ヘブンズバグ : 「…そう、かな?」
[メイン] ヘブンズバグ : 「なら、尚更一緒の方が、いいと思う、んだ」
[メイン] ヘブンズバグ : 「ええと、ほら」
[メイン] ヘブンズバグ : 「三人寄れば文殊の知恵…だったっけ、その」
[メイン] ヘブンズバグ : 「いっぱいいる方が、もっと、上手く行くよ…」
[メイン] 気弱な人形 : 「……あはは……ありがとうございます」
[メイン] 気弱な人形 : 「……あの、聞いてもらってもいいでしょうか……?」
[メイン] ヘブンズバグ : 「…うん?」
[メイン] ヘブンズバグ : 「…いいよ?」
[メイン] 気弱な人形 : 「ありがとうございます」
[メイン] ヘブンズバグ : お話だから、少し気を楽に
[メイン] ヘブンズバグ : 腰掛けて、話を聞いてみる事にする
[メイン] 気弱な人形 : 「……あの、私、ずっと”人形”って言われたんですよ」
[メイン] 気弱な人形 : 「言われたことしかやらないし、決められたことしか出来ないから……」
[メイン] 気弱な人形 : 「誰かに操られるみたいに、決められたことしか出来ないから人形って」
[メイン]
ヘブンズバグ :
「…人形、か」
それは、嫌な事だろう
[メイン] ヘブンズバグ : 生きている事すら、否定されるように思った
[メイン] ヘブンズバグ : 「…そんな事無いと、思うよ?私は」
[メイン] ヘブンズバグ : 「ここでは誰かにそう言われたのかな…?」
[メイン] 気弱な人形 : 「え、いや…………」
[メイン] 気弱な人形 : 「……モゴモゴさん以外とは話したこともないです……」
[メイン] ヘブンズバグ : 「なら、貴女は…」
[メイン] ヘブンズバグ : 「自分で、出口を探してたんだね」
[メイン]
ヘブンズバグ :
「…あ」
名乗ってないのを思い出した
[メイン] ヘブンズバグ : 「ええと、ごめんね…?私は…ヘブンズバグって、名前、だから…」
[メイン] ヘブンズバグ : 「…貴女の、お名前は?」
[メイン]
気弱な人形 :
「あ……」
表情がちょっと輝く
[メイン] 気弱な人形 : 「ヒ、ヒマリです……! ヒマリって言います……!」
[メイン] ヘブンズバグ : 「ヒマリちゃん、だね」
[メイン] ヘブンズバグ : 「…うん」
[メイン] ヘブンズバグ : 「ヒマリちゃんは、お人形じゃない、よ」
[メイン] ヘブンズバグ : 「私にとっては、此処で初めて、一緒に何をするか…教えてくれたから」
[メイン] ヒマリ : 「あ、えあ、あ~~~……~~~……!」
[メイン] ヒマリ : 「あ、ありがとうございます…………」
[メイン]
ヘブンズバグ :
「…あ、はは」
なんだか、すごく嬉しそうにされると
[メイン] ヘブンズバグ : ほんのり、笑えている気がする
[メイン] ヘブンズバグ : 「…だから、一緒に頑張って、出口を探したいなって…」
[メイン] ヒマリ : 「え、あ、あ……」
[メイン] ヒマリ : 「よ、よろしくお願い……します……」
[メイン] ヒマリ : 「ヘブンズバグさん……!」
[メイン] ヘブンズバグ : 「…うん、よろしくお願い、ね…ヒマリちゃん」
[メイン] ヘブンズバグ : にこりと笑って
[メイン] ヘブンズバグ : ぺこりと、お辞儀する
[メイン] ヒマリ : 釣られてかくかくとお辞儀しだす
[メイン] ヘブンズバグ : 「…じゃあ」
[メイン] ヘブンズバグ : 「行こうか、ヒマリちゃん」
[メイン] ヒマリ : 「は、はいっ……!」
[メイン] ヘブンズバグ : 立ち上がって、そのまま
[メイン] ヘブンズバグ : こんどは歩幅を合わせて《進んでいく》
[メイン] GM : 進
[メイン] GM : チョッキン!
[メイン] 危なげな人形 : 「あらあら、こんばんは」
[メイン] 危なげな人形 : また現れる。
[メイン]
ヘブンズバグ :
「…こんばんは」
二人なので、少し頑張る
[メイン] ヘブンズバグ : 前を向いていく
[メイン] ヘブンズバグ : 「三回目、ですね」
[メイン] ヒマリ : コソコソしている
[メイン] 危なげな人形 : 「そんなもんだっけ?」
[メイン] ヘブンズバグ : 「ええ、挨拶するのは、そうです」
[メイン] ヘブンズバグ : 「…そういえば、その」
[メイン] ヘブンズバグ : 「お名前、聞けてなかったので…その」
[メイン]
ヘブンズバグ :
「聞いても良いでしょうか?」
恐いのを抑えつつ、前を向いて聞いてみる
[メイン] 危なげな人形 : 「はあ……」
[メイン] 危なげな人形 : 「イトキリ」
[メイン] ヘブンズバグ : 「イトキリ、さんですか…」
[メイン]
ヘブンズバグ :
「…私は、ヘブンズバグ、です」
お辞儀をして
[メイン] ヘブンズバグ : 「また会うかも、ですから」
[メイン] ヘブンズバグ : 「よろしくお願いします」
[メイン] イトキリ : 「へえ」
[メイン] イトキリ : 「どうも、よろしく」
[メイン] イトキリ : 「なあんかちょっと話しやすくなったわね」
[メイン]
ヘブンズバグ :
「…そ、そうですか」
あの子の前でも、あるから
[メイン] ヘブンズバグ : 「…失礼、とも言われましたから」
[メイン] ヒマリ : コッ…コッ…コソッ…!
[メイン] イトキリ : 「言ったかしら」
[メイン] イトキリ : ちょっと考え込む様子を見せるもピンと来てはいないようだ
[メイン] ヘブンズバグ : 「ま、まぁ…」
[メイン] ヘブンズバグ : 「…ずっと怖がっても、良くないですから」
[メイン] ヘブンズバグ : 「…最初聞けなかったこと、もう一度聞きます、ね」
[メイン] ヘブンズバグ : 「どうして、その…」
[メイン] ヘブンズバグ : 「お人形、斬り落としてるの、でしょうか…」
[メイン] イトキリ : 「ええ……?」
[メイン] イトキリ : 「そりゃ邪魔だもの」
[メイン] ヘブンズバグ : 「成程…」
[メイン]
ヘブンズバグ :
「…まぁ、そうですね」
苦笑いする
[メイン] イトキリ : 「手元にハサミがあって邪魔な人形が目の前にある」
[メイン] イトキリ : 「切るでしょ、分かってくれた?」
[メイン]
ヘブンズバグ :
「…はい」
頷いて
[メイン] ヘブンズバグ : 「ええと、その」
[メイン] ヘブンズバグ : 「…私、そろそろ行きますね」
[メイン]
ヘブンズバグ :
「…また、会えたらその時は」
もう一度こくりと頭を下げる
[メイン] イトキリ : 「ああ、ちょうどよかった。そろそろ切ってやろうと思ってたところだわ」
[メイン] イトキリ : ハサミを鳴らす
[メイン] ヘブンズバグ : 「っえ」
[メイン] イトキリ : 「はい、それじゃあね……」
[メイン] ヘブンズバグ : ドキりと、鼓動がひっくり返る
[メイン] ヘブンズバグ : そろそろ、切る?
[メイン] ヘブンズバグ : 震えて、でも大変なのは、わかるから
[メイン] ヘブンズバグ : 《戻った方がいい》そう思った
[メイン] イトキリ : さようなら~と背中に声をかけていった
[メイン]
GM :
[メイン] GM : 戻る。
[メイン]
GM :
戻っても戻っても風景が変わらない。
同じような廊下をずっと歩いている。
[メイン] GM : 戻った。
[メイン] ヘブンズバグ : 「…はぁ…っ、はぁ…っ」
[メイン] ヘブンズバグ : 胸を抑えつつ、戻り
[メイン] ヘブンズバグ : いつのまにやら、静かな人の場所に
[メイン] ヘブンズバグ : 「…もどり、過ぎてた?かな」
[メイン] ヒマリ : 「で、でも……」
[メイン] ヒマリ : 「怖いですもん!」
[メイン] ヒマリ : 「あ、あの人やっぱ怖い人です……」
[メイン] ヘブンズバグ : 「あ、はは…そう、だね」
[メイン]
ヘブンズバグ :
「本当に…こわいや…」
汗が伝った
[メイン] ヘブンズバグ : 「…でも、大丈夫だった、から」
[メイン] ヘブンズバグ : 「よかった…」
[メイン] ヒマリ : 「よかったです……」
[メイン] ヒマリ : 「ヘブンズバグさんが大丈夫で、本当によかった……」
[メイン] ヘブンズバグ : 「わたしも、ヒマリちゃんが大丈夫でよかったよ…」
[メイン] ヘブンズバグ : 「…あ、ああそうだ」
[メイン] ヘブンズバグ : 「ここは、あの人もいるはず…」
[メイン] ヘブンズバグ : 《辺りを調べて》探す
[メイン] 静かな人形 : いる。
[メイン] ヘブンズバグ : 「ヒマリちゃん、この人は優しいから…」
[メイン] 静かな人形 : あなたが見止めたのと同時に、あなたに気づいたらしい
[メイン] ヘブンズバグ : 「挨拶、しておかない?」
[メイン] ヒマリ : 「あ、え、はい……!」
[メイン] 静かな人形 : そそっと寄って来る
[メイン] ヘブンズバグ : 「どうも、ええと…」
[メイン] ヘブンズバグ : 「お名前、聞いてなかった、ですね…」
[メイン] 静かな人形 : 「ああ――失礼しました」
[メイン] 静かな人形 : 「私、フラーと申します」
[メイン]
静かな人形 :
「そちらの貴女にはお初にお目にかかりますね、どうぞよろしくお願いします」
とヒマリに
[メイン] ヘブンズバグ : 「フラーさん、成程…」
[メイン]
ヘブンズバグ :
「うん…私は、ヘブンズバグで…」
ヒマリを見る
[メイン] ヒマリ : 「あ、はい、ヒマリって言います……どうも……!」
[メイン] フラー : 「話に聞いた青い子……というのは貴女ですね」
[メイン] フラー : 「さて、何か御用でしょうか?」
[メイン] ヘブンズバグ : 「ああ、その」
[メイン] ヘブンズバグ : 「…改めて、二人で出口を探したり、周ったりしようと思って」
[メイン] ヒマリ : 頷いて肯定している
[メイン]
ヘブンズバグ :
「イトキリ…鋏の人が、怖くて…戻ってきちゃった感じで…」
何だか申し訳なさそうにしつつ
[メイン] フラー : 「仕方の無いことです……」
[メイン] フラー : 「彼女とは、私も深く関わったことはありませんから」
[メイン] ヘブンズバグ : 「な、成程…」
[メイン] フラー : 「彼女は邪魔な人形さえあれば問答無用でハサミを向けますゆえ……」
[メイン] ヘブンズバグ : 「…成程」
[メイン] フラー : 「私自身、一度は彼女に狙われました」
[メイン]
ヘブンズバグ :
「そ、そうだったんですか…!」
流石に、驚く
[メイン] ヘブンズバグ : だって、そうされたら…
[メイン] ヘブンズバグ : どうなって、しまうんだ…?
[メイン] フラー : 「その際は何とか逃げ延びて難を逃れましたが……」
[メイン] フラー : 「ええ、そうしなければ確実に彼女はハサミを振るっていたでしょう」
[メイン] ヘブンズバグ : …ぞくりと、怯えが昇る
[メイン] ヘブンズバグ : 「…む、う…」
[メイン] ヘブンズバグ : 「あの、フラーさん」
[メイン] ヘブンズバグ : 「ここで、死んでしまったら…」
[メイン] ヘブンズバグ : 「どう、なるんでしょう?」
[メイン] フラー : 「分かりません」
[メイン] ヘブンズバグ : 「…です、よね」
[メイン] ヘブンズバグ : 流石に、おかしなことを聞き過ぎた
[メイン] フラー : 「私はここで死んだ者を見たことがなければ、死んだ経験も御座いませんので」
[メイン] ヘブンズバグ : 「…成程、まぁ、そうですよね…」
[メイン] フラー : 「……これは、単なる妄想ですが」
[メイン] フラー : 「あるいは朽ち果て、そこらに吊られた人形と同じものになるのかもしれません」
[メイン] フラー : 「事実は分かりませんが」
[メイン] ヒマリ : 「ひ、ひい……」
[メイン] ヘブンズバグ : 「…成程」
[メイン] ヘブンズバグ : 「…なら、尚更」
[メイン]
ヘブンズバグ :
「出たいですね、ここから」
強がって、みる
[メイン] ヘブンズバグ : ほとんど、何もわかっていないけど
[メイン] ヒマリ : 「そ、そうですね……!」
[メイン] フラー : 「私もお手伝いできればいいのですが……何とも」
[メイン] ヘブンズバグ : 「ううん…」
[メイン] ヘブンズバグ : 頭をひねる、実際…どうするべきなのだろう?
[メイン] ヘブンズバグ : 人形がいっぱいあって、廊下自体は四つくらいに分けられる…
[メイン] ヒマリ : 「ええと」
[メイン] ヘブンズバグ : 前に行っても、戻っても…大きく変化は無くて…
[メイン] ヘブンズバグ : 「…あ、どうかした、かな?」
[メイン] ヒマリ : 「何すればいいかはわかりませんけど……やっちゃいけないことは分かりました、ね……」
[メイン]
ヘブンズバグ :
「…やっちゃいけない事…」
[メイン] ヒマリ : 「あのイトキリって人の前に出たら、いけないって……」
[メイン] ヘブンズバグ : 「ああ、確かに…それはそう、だね」
[メイン] ヒマリ : 「だってヘブンズバグさんがやられちゃったりしたら……」
[メイン] ヒマリ : 「……うう!」
[メイン] ヘブンズバグ : 「…大丈夫だよ、うん」
[メイン] ヘブンズバグ : 「しっかり、生きて出るつもりだから」
[メイン] ヒマリ : 「よ、よかった……そうですよね……」
[メイン] ヘブンズバグ : 「それに、出られるなら一緒がいいしね」
[メイン]
ヘブンズバグ :
「…むう」
とはいえ、何処かにあるか…
[メイン] ヘブンズバグ : 「順番や、経路とかは」
[メイン] ヘブンズバグ : 「…多分、試したりしたでしょうし…」
[メイン] フラー : 「はい」
[メイン] ヘブンズバグ : 「……」
[メイン] フラー : 「調べる、歩き続けるといった基本は押さえたかと」
[メイン] ヘブンズバグ : 「……他に、出来そうなことは、何処を探しても無くて」
[メイン] フラー : 「そうですね……」
[メイン] ヘブンズバグ : 「…じゃあ、物理的じゃなくて、もっと儀式的な事、なのかな?」
[メイン] フラー : 「ふむ……」
[メイン] ヘブンズバグ : 「此処でできそうなことは、上げていったとしても……」
[メイン] ヘブンズバグ : 「進むか、戻るか…」
[メイン] ヘブンズバグ : 「或いは、人形をどうかするか、で」
[メイン] ヘブンズバグ : 「…少なくとも、出られるまでは無限に閉じ込められてる、なら」
[メイン] ヘブンズバグ : 「……」
[メイン] ヘブンズバグ : 「イトキリさん、って」
[メイン] ヘブンズバグ : 「糸だけ、切ってたじゃないですか」
[メイン] ヒマリ : 「あー……言われてみれば……」
[メイン] ヘブンズバグ : 「……私達、糸は、ありますか?」
[メイン] ヘブンズバグ : 手を伸ばしたりして、マネキンのような操り糸が無いか見てみる
[メイン]
GM :
行動するなら以下から選ぶこと。それ以外は不可。
――《辺りを調べる》
――《進む》
――《戻る》
[メイン] GM : 《自分について調べる》は不可。
[メイン] ヘブンズバグ : ……多分、わからないが
[メイン] ヘブンズバグ : 「……」
[メイン] ヘブンズバグ : 「どうして、私たちを切る、か」
[メイン] ヘブンズバグ : 「もし、何かできるとしたら」
[メイン] ヘブンズバグ : 「……それが、何かあるんじゃないでしょうか?」
[メイン] ヒマリ : 「へっ?」
[メイン] ヘブンズバグ : 「……ヒマリちゃん、言ってましたよね」
[メイン] ヘブンズバグ : 「操り人形、だって」
[メイン] ヘブンズバグ : 「……私、ここはまるで」
[メイン]
ヘブンズバグ :
「中に居る人を、人形扱いしてるみたいな……狭い場所に閉じ込めて、同じことをさせてるように思ったんです」
悪趣味な、生きる場所より狭くて嫌な場所だから
[メイン] ヘブンズバグ : 「……だから、もし"糸"を切ったら」
[メイン] ヘブンズバグ : 「……ある意味では、終わりの一つじゃないのかな、と」
[メイン] ヒマリ : 「え、ええ、ええっ……!?」
[メイン] ヒマリ : 「危ないじゃないですか……そんなの……!」
[メイン] ヘブンズバグ : 「……でもね、ヒマリちゃん」
[メイン] ヘブンズバグ : 「…ずっとここには居たくない、そう思うんだ」
[メイン] ヘブンズバグ : 「二人に会えて、嬉しいと思った、だけど」
[メイン] ヘブンズバグ : 「ずっとここでしか会えなくて、怖いままなら…」
[メイン] ヘブンズバグ : 「…できる事をして、もし出られたかに」
[メイン]
ヘブンズバグ :
「賭けてみたい、んだ」
…それに
[メイン] ヘブンズバグ : 絶対、知れないまま逃げるなんて
[メイン] ヘブンズバグ : 息苦しいのだから…
[メイン] ヒマリ : 「ふ、ふえぇ…………」
[メイン] ヒマリ : 「……わ、分かりました」
[メイン] ヘブンズバグ : 「…」
[メイン] ヘブンズバグ : 「ありがとう、ヒマリちゃん」
[メイン] ヘブンズバグ : 「…フラーさんも、どうします?」
[メイン] フラー : 「私は、そうですね」
[メイン] フラー : 「確かに、ずっとこの場にいても仕方ありません」
[メイン] ヘブンズバグ : 「…うん」
[メイン] フラー : 「彼女のハサミで何らかの終わりがもたらされるのならば、それもいいでしょう」
[メイン] フラー : 「……私もお供してよろしいでしょうか?」
[メイン] ヘブンズバグ : 「勿論、です」
[メイン] ヘブンズバグ : 「…もし、上手く行ったら」
[メイン] ヘブンズバグ : 「また会いたいです、私は…」
[メイン] フラー : 「もちろんです」
[メイン] フラー : 「その際は是非」
[メイン] ヒマリ : 「わ、私もお……! 私もいいですかっ!?」
[メイン] ヘブンズバグ : 「勿論ですよ」
[メイン] ヘブンズバグ : 「ヒマリちゃんも、フラーさんも…」
[メイン] ヘブンズバグ : 「…では、その為に」
[メイン] ヘブンズバグ : 「…行ってみましょうか、イトキリさんの所に」
[メイン] ヒマリ : 「は、はいぃ……!」
[メイン] ヘブンズバグ : 踵を返す、逃げて行った方へ
[メイン] ヘブンズバグ : 《進む》、前に
[メイン] GM : 進
[メイン] GM : チョッキン!
[メイン] イトキリ : 「ううん、君たち行ったり来たりしてるわけ?」
[メイン] イトキリ : 「なんかすごい会いすぎ……」
[メイン] イトキリ : 廊下の先より現れる
[メイン] ヘブンズバグ : 「あはは…ちょっと、考え事もあって、ですね」
[メイン] イトキリ : 「ふーん」
[メイン] ヘブンズバグ : 「その、イトキリさん」
[メイン] ヘブンズバグ : 「私を切る、って言ってました、けども」
[メイン]
ヘブンズバグ :
「何か、切るべきものが、見えるのでしょうか?」
まっすぐ見つめて、聞く
[メイン] イトキリ : 「はあ~?」
[メイン] イトキリ : 「まあ、そりゃねえ」
[メイン]
ヘブンズバグ :
「成程…?」
何か、何かがあるのだろうか?
[メイン] イトキリ : 「だって君たち、ただの人形じゃないの」
[メイン] イトキリ : 「だから君が動ける理由は、とっても細い」
[メイン] ヘブンズバグ : 「…人形」
[メイン]
ヘブンズバグ :
「…そうでしたか」
ああ、成程
[メイン] ヘブンズバグ : 「だとしたら、切られても」
[メイン]
ヘブンズバグ :
「いいかもしれませんね」
ここで、人形だって言われてしまうなら
[メイン] イトキリ : 「人形の命は、身体の外。繊細に、脆弱に伸びているだけ」
[メイン] イトキリ : 「まあ切られていいならそれでいいけど?」
[メイン] ヘブンズバグ : 「…此処に居るのは、嫌気がさしますから」
[メイン] ヘブンズバグ : 「試してみるのも、悪くないと思ったんです」
[メイン] ヘブンズバグ : にこり
[メイン] ヒマリ : 「そ、そうですう……!」
[メイン] フラー : 「はい」
[メイン] ヘブンズバグ : 「なので、お任せしていいですか?」
[メイン] ヘブンズバグ : 「多分、どうであれ、後悔はしないのだと思うんで」
[メイン] イトキリ : 「ま、横の二人はともかく」
[メイン] ヒマリ : 「よ、横の……」
[メイン] ヘブンズバグ : 「…む」
[メイン] イトキリ : 「君のことはそんな嫌いじゃないから、怖いなら今から退いてもいいわよ」
[メイン] イトキリ : 「あっはっは!」
[メイン] ヘブンズバグ : 「…怖いけど、でも」
[メイン] ヘブンズバグ : 「ここにずっと閉じ込められるのも、出られたかわからないのも」
[メイン] ヘブンズバグ : 「おんなじくらい怖いので」
[メイン]
ヘブンズバグ :
「…でも、そうです、ね」
ほんのすこし
[メイン] ヘブンズバグ : 頭に浮かんだ事を言ってみる
[メイン] ヘブンズバグ : 「…それだと、イトキリさんは、寂しい、ですかね?」
[メイン] イトキリ : 「ま、ちょっとはそうかもね」
[メイン] ヘブンズバグ : 「…なら、イトキリさんもその時は」
[メイン] ヘブンズバグ : 「糸を切って、試してみたら、良いと思うんです」
[メイン] ヘブンズバグ : 「…そしたら、もしかしたら」
[メイン]
ヘブンズバグ :
「また会えるかも、ですしね」
にこり、笑ってみせる
[メイン] イトキリ : 「ふーん」
[メイン] イトキリ : 「ま、考えてもいいわ」
[メイン] イトキリ : 「それじゃあ……」
[メイン]
ヘブンズバグ :
「…」
息を吞む
[メイン] イトキリ : 「どうするか、選択をどうぞ?」
[メイン]
GM :
行動するなら以下から選ぶこと。それ以外は不可。
――《戻る》
[メイン] ヘブンズバグ : 今出来る事を
[メイン] ヘブンズバグ : 放棄して、私は…
[メイン] ヘブンズバグ : 目を閉じていた
[メイン]
GM :
行動しろ。
――《戻る》
[メイン] ヘブンズバグ : 選ばない
[メイン] ヘブンズバグ : 彼女は、何もしなくてもしてくれるだろう、なら
[メイン] ヘブンズバグ : 「…お願いします」
[メイン] ヘブンズバグ : 「イトキリさん」
[メイン]
GM :
行動しろ。
―
[メイン] イトキリ : チョッキン!
[メイン] GM : ―《戻る》
[メイン]
GM :
探索者の頭上を、金属の光沢が通り過ぎる。
同時に、糸が切れたように全身が突然、脱力する。
[メイン] ヘブンズバグ : ぷつん
[メイン] イトキリ : 「ううん、残念……」
[メイン] ヘブンズバグ : 繭玉は、落ちる
[メイン] イトキリ : 「君たちもそういうことでいいのねーっと」
[メイン] イトキリ : チョッキン!チョッキン!
[メイン] ヘブンズバグ : 糸が切れたのだろう
[メイン] ヘブンズバグ : 蚕は繭を紡ぎ、それを割るハズだった
[メイン] ヘブンズバグ : でも
[メイン] ヘブンズバグ : 私は先を行く、私のやり方を紡いだ
[メイン] ヘブンズバグ : …繭を出て、死を迎えるなら
[メイン] ヘブンズバグ : ただ、繭のまま雪解けを待つことにしたのだ
[メイン] ヘブンズバグ : …此処から旅立つ"夢"を見て
[メイン] ヘブンズバグ :
[メイン] ヘブンズバグ :
[メイン] GM : あなたは暗い廊下に倒れていた
[メイン] GM : 辺りはよく見えないが広い 両手を広げても3人は並べるか
[メイン] GM : いや、実際に3人並んで倒れていた
[メイン] GM : 体は自由に動くようだ
[メイン] GM : 自由行動開始
[メイン] ヘブンズバグ : 「…う、あ?」
[メイン] ヘブンズバグ : 「…?」
[メイン] ヘブンズバグ : 他の二人にも目を向ける
[メイン] ヘブンズバグ : 「ヒマリちゃん?フラーさん…?」
[メイン] ヒマリ : 「んあ……お母さん……あとちょっと……」
[メイン] フラー : 「ううん……?」
[メイン] ヘブンズバグ : 「ああ、よかった」
[メイン] ヘブンズバグ : 「…どうやら、同じ場所、みたいです」
[メイン] ヒマリ : 「……はっ、あ、あ、はい……」
[メイン] ヘブンズバグ : 辺りを見回して
[メイン] ヘブンズバグ : "目星"を付けて、違いを確かめてみる
[メイン] GM : 技能は自由に振ってよい
[メイン] ヘブンズバグ : ccb<=90 目星 (1D100<=90) > 29 > 成功
[メイン] GM : 先ほどいた廊下と変わりない
[メイン] GM : また、一体の人形がメモを握っているのを見つける
[メイン]
ヘブンズバグ :
「これは…?」
メモを取る
[メイン]
GM :
メモ・明晰夢について
「夢を夢と自覚すること。夢を自由にできるようだ。
!うっかり目覚めるなんて想像すると起きてしまうので注意!」
[メイン]
ヘブンズバグ :
「明晰夢…?」
…やっぱり、夢って事?
[メイン] フラー : 「おや」
[メイン] ヘブンズバグ : 「あ、見てください」
[メイン] フラー : ひょっこりメモを覗き込む
[メイン] ヘブンズバグ : 「メモです、初めて見かけました」
[メイン] フラー : 「何ですって……」
[メイン] フラー : 「完璧に調べ尽くしていたと思いましたが……不覚です……」
[メイン] ヘブンズバグ : 「そういえば、これ聞き忘れてました、その」
[メイン] フラー : 「どうなさいました?」
[メイン] ヘブンズバグ : 「二人は眠ってここに来たのか…っていうのを」
[メイン] ヘブンズバグ : 「私は、眠ったらいつの間にか…でしたから」
[メイン] フラー : 「私の最後の記憶も眠ったところでした」
[メイン] フラー : 「ですから夢、だとは思うのですが……」
[メイン] ヘブンズバグ : 「…だと、したら」
[メイン] ヒマリ : 「わ、私は夜に……ゴモゴモ……してたらいつの間にか……」
[メイン] ヘブンズバグ : 「…起きておしまい、なんですかね?」
[メイン] ヒマリ : 「そ、そうなんでしょうか……?」
[メイン] ヘブンズバグ : 「…一応、歩いてみますか」
[メイン] ヘブンズバグ : 「他にも何かあるかも、ですし」
[メイン] フラー : 「そうですね……」
[メイン] フラー : 「ええ、そうしましょうか」
[メイン] ヘブンズバグ : 「ええ、では」
[メイン] ヘブンズバグ : 廊下を進み始める、なにか無いかと意識しつつ
[メイン] GM : 進んだ。
[メイン] GM : 廊下の様子は相変わらず一様だ。
[メイン] ヘブンズバグ : 「ん〜…」
[メイン] ヘブンズバグ : ccb<=90 もう一度目星 (1D100<=90) > 80 > 成功
[メイン] GM : 一体の人形がメモを握っている。
[メイン] ヘブンズバグ : そのメモを手に
[メイン]
GM :
「近頃酷い悪夢を見る。
――の仕業に違いない。
――は人を悪夢に捕らえる。
――は狂気に陥った人間の精神を、その触手でもって絡め取り捕食するのだ。
私は(ここから先は文字が乱雑で読めない)」
[メイン] ヘブンズバグ : 「…悪魔に、捕らえる…?」
[メイン] ヘブンズバグ : 「…二人とも、いますか?」
[メイン] ヒマリ : 「は、はいはい!」
[メイン] フラー : 「お呼びでしょうか」
[メイン] ヘブンズバグ : 「二人は、その」
[メイン] ヘブンズバグ : 「ここにくる前、悪夢を見てましたか?」
[メイン] ヒマリ : 「そういえば最近夢見が悪いかなーとは……」
[メイン] フラー : 「おや、私もです」
[メイン] ヘブンズバグ : 「……なる、ほど」
[メイン]
ヘブンズバグ :
「……まさか?」
何かが悪意を持って、私たちを?
[メイン] ヒマリ : 「どうかしました?」
[メイン] ヘブンズバグ : 「ああ、いえ」
[メイン] ヘブンズバグ : 「珍しいこともあるな、と…思っただけですよ」
[メイン] ヒマリ : 「へ~……」
[メイン]
ヘブンズバグ :
「それより、もっと先に進みましょうか」
不安がらせるのは、危ないですしね
[メイン] ヒマリ : 「は、はい……」
[メイン] ヘブンズバグ : メモを突っ込み、また前に
[メイン] GM : 進んだ
[メイン] ヘブンズバグ : ccb<=90 目星 (1D100<=90) > 48 > 成功
[メイン] GM : イトキリがいる。
[メイン] イトキリ : 「ああ?」
[メイン] イトキリ : 歩いてくる。
[メイン] ヘブンズバグ : 「あ、イトキリさん」
[メイン] イトキリ : 「何で動いてるの……?」
[メイン] ヘブンズバグ : 「えっ…?」
[メイン] ヘブンズバグ : 「…私は、人形ではありませんからね」
[メイン] ヒマリ : 「そ、そうですそうです!」
[メイン] イトキリ : 「……ええ……?」
[メイン] ヘブンズバグ : 「まあ、どうであれ」
[メイン] ヘブンズバグ : 「また会えて、嬉しいですよ」
[メイン] イトキリ : 「ま、そりゃそうね」
[メイン] GM : 目星の追加情報として
[メイン] GM : イトキリには糸が付いているらしい
[メイン] ヘブンズバグ : 「…イトキリさんも」
[メイン] ヘブンズバグ : 「人形では、無いんじゃ無いでしょうか?」
[メイン] ヘブンズバグ : 「あ、ああそうだ」
[メイン] ヘブンズバグ : 「イトキリさん、イトキリさんはここに…眠ってから、来ましたか?」
[メイン] イトキリ : 「まあ人形じゃないのは当たり前として」
[メイン] イトキリ : 「眠ってきたのも当たり前でしょ」
[メイン] イトキリ : 「だってここ、ただの夢でしょ?」
[メイン] ヘブンズバグ : 「やっぱり、そうですよね」
[メイン] ヘブンズバグ : 「私も、そうだと思います」
[メイン] イトキリ : 「でしょうね」
[メイン] イトキリ : 「そうじゃないと有り得なさすぎるし」
[メイン] ヘブンズバグ : 「でも、その」
[メイン] ヘブンズバグ : 「イトキリさんにも、何故か…」
[メイン] ヘブンズバグ : 「糸が、ついて見えるんです」
[メイン] イトキリ : 「ええ……」
[メイン] イトキリ : 「それこそ有り得ないでしょうに」
[メイン]
ヘブンズバグ :
「本当なんです、二人も見えませんか?」
振り返って
[メイン] ヒマリ : 「え、えっえっ……お人形さんに見えます……けど……」
[メイン] フラー : 「私からも、そのように」
[メイン] イトキリ : 「ええ……嘘でしょ」
[メイン] ヘブンズバグ : 「…あの」
[メイン] ヘブンズバグ : 「切って、見ましょうか?」
[メイン] ヘブンズバグ : 「借りていいのなら、ですけど…」
[メイン] イトキリ : 「……ふーん」
[メイン] イトキリ : 「まあ切れるものなら切ってみれば?」
[メイン] ヘブンズバグ : 「ふむ…」
[メイン] ヘブンズバグ : メモを思い出して、何となく考える
[メイン] ヘブンズバグ : 私の手元にも、鋏があったりしないだろうか…?
[メイン] ヘブンズバグ : 明晰夢、だし…意識すれば、或いは…
[メイン] GM : ある。最初からあったかもしれないし今突然現れたのかもしれない。
[メイン] ヘブンズバグ : 「…成る程」
[メイン] ヘブンズバグ : 「イトキリさん、少し屈んでくださいね?」
[メイン] ヘブンズバグ : 気をつけて、鋏を持ち直し
[メイン] イトキリ : 「ああん?」
[メイン] イトキリ : と言いつつもちょっと歩く速度が落ちる
[メイン] ヘブンズバグ : 「では…」
[メイン] ヘブンズバグ : チョキン、と
[メイン] ヘブンズバグ : 見えているその糸を、断ち切ってみる
[メイン] イトキリ : 「……あら、ら?」
[メイン] イトキリ : 急に力が抜けたように崩れ落ちる。
[メイン]
ヘブンズバグ :
「イトキリさん!」
なんとか抱き抱えようとしてみる
[メイン]
イトキリ :
ぐったりとヘブンズバグの腕に収まる
意識を失ったらしい
[メイン] ヘブンズバグ : 「…気を失ってるだけ、か」
[メイン] ヘブンズバグ : 「…大丈夫そう、かな?」
[メイン] ヘブンズバグ : ぐっと、抱き直しつつ
[メイン] ヘブンズバグ : 「…おいていくのも悪いし、このまま進みましょうか」
[メイン] ヒマリ : 「え、ああ……はいっ」
[メイン] ヒマリ : 「……あの、やっぱりすごいですね!」
[メイン] ヘブンズバグ : 「…え?そ、うかしら?」
[メイン]
ヒマリ :
「はいっ!」
にこにこと
[メイン]
ヘブンズバグ :
「…ふふ」
ソレを見て、笑い返して
[メイン] ヘブンズバグ : 「まあ、そう言ってもらえるなら、確かに」
[メイン] ヘブンズバグ : 「結構、頑張れてる、かも」
[メイン] ヒマリ : 「そうですよ! イトキリさん……怖いって言ってましたけど、それでもこんな風に……」
[メイン] ヘブンズバグ : 「…イトキリさんも、悪い人では無いだろうから」
[メイン] ヒマリ : 「ずっと、どうなるかなんて分からないのにそれでも頑張ってて……」
[メイン] ヒマリ : 「……これ以上は上手く言えませんが!」
[メイン] ヘブンズバグ : 「…いや、伝わってるよ」
[メイン] ヘブンズバグ : 「…わからないことに、頑張れるのはね」
[メイン] ヘブンズバグ : 「その方が、良いって思わせてくれたからだから…だからね」
[メイン]
ヘブンズバグ :
「一人だったら、怖いままだったもの」
二人を見返しつつ
[メイン] ヒマリ : 「あ、え、えへへ……!」
[メイン] フラー : 「ふふ……お役に立てていたなら光栄です」
[メイン]
ヘブンズバグ :
「みんなで出られたら、嬉しいもの、ね」
自然に笑う、知らなかった二人に
[メイン] ヘブンズバグ : でも、友達でいたいと、奇妙な出会いでも思えた二人に
[メイン] ヘブンズバグ : 「…多分、ここは前の場所と同じで限られたスペースだと思う、だから」
[メイン] ヘブンズバグ : 「次の移動も終えたら、一旦どうするか考えようか」
[メイン] ヒマリ : 「はい!」
[メイン] ヘブンズバグ : 少し重たいけど、イトキリさんを抱いたまま
[メイン] ヘブンズバグ : ゆっくり歩いていく
[メイン] フラー : てくてく
[メイン] GM : 進んだ
[メイン] ヘブンズバグ : ccb<=90 目星 (1D100<=90) > 88 > 成功
[メイン] GM : 天井から、人形を吊る糸が無数に垂れ落ちているのが見える。
[メイン] ヘブンズバグ : 「…嫌な感じだなぁ」
[メイン] GM : その糸が不気味に、生物的に蠢くのを目撃する。まるで触手か何かのように。
[メイン] ヘブンズバグ : 「っ!?」
[メイン] ヘブンズバグ : 鋏を構えて、向ける
[メイン] ヘブンズバグ : 「二人とも下がって!イトキリさんをお願い!」
[メイン] ヒマリ : 「え、え、はい……!」
[メイン] フラー : 「お任せを……」
[メイン] ヘブンズバグ : 切る、切ると
[メイン] ヘブンズバグ : 強く意識する
[メイン] ヘブンズバグ : あの糸は嫌な糸だ、だから…
[メイン] ヘブンズバグ : ここで切ると、先程の切り落としたイメージを浮かべながら鋏で刻む
[メイン] GM : 糸が切れて落ちた。
[メイン] GM : もうただの糸でしかないように見える。
[メイン] ヘブンズバグ : 「…止まった、みたい」
[メイン] ヘブンズバグ : 「……ううん」
[メイン] ヘブンズバグ : 「多分、これが捕らえる、物…なのかな?」
[メイン] ヒマリ : 「ひ、ひえぇ……」
[メイン] ヒマリ : 「ずっと捕まってたってことですね……」
[メイン] ヘブンズバグ : 「…うん、多分」
[メイン] ヘブンズバグ : 「でも、今は夢とつなぐものがなくなったんだと思う」
[メイン] ヘブンズバグ : 「だから…」
[メイン] ヘブンズバグ : 「起きても、大丈夫じゃないのかな?」
[メイン] ヒマリ : 「な、成程……!」
[メイン] フラー : 「ふむ……確かに」
[メイン] ヘブンズバグ : 「…イトキリさんも起きてから、の方がいい気もするけどね」
[メイン] ヘブンズバグ : 「どうせなら四人でちゃんと起きたい、し」
[メイン] ヒマリ : 「あ、そ、そうですよね……」
[メイン] ヒマリ : 「一緒に、の方がいいですよね!」
[メイン] ヘブンズバグ : 「…うん、だから…」
[メイン] ヘブンズバグ : イトキリさん、起きて〜…と
[メイン] ヘブンズバグ : 意味があるかはわからないが、意識を向けてみるなど
[メイン] イトキリ : 「……う、うるさい!!」
[メイン] ヘブンズバグ : 「あっ、起きた」
[メイン] イトキリ : 起きる。起きるなり喚く。
[メイン] ヘブンズバグ : 「おはようございます、イトキリさん」
[メイン] イトキリ : 「あ、う、うーん……?」
[メイン] イトキリ : 「すごい無理やり起こされたような……」
[メイン] ヘブンズバグ : 「ま、まぁちょうど良いですよ」
[メイン] ヘブンズバグ : 「イトキリさん、やっと夢から覚められそうなんです」
[メイン] イトキリ : 「……ええ?」
[メイン] ヘブンズバグ : 「ここって、明晰夢だそうですから」
[メイン] ヘブンズバグ : 「起きようと意識すれば、起きれるんじゃ無いか…?と」
[メイン] イトキリ : 「へ~!」
[メイン] イトキリ : 「ずっと歩いてた私がバカみたいじゃない」
[メイン] ヘブンズバグ : 「いや、ソレは多分…」
[メイン] ヘブンズバグ : 「糸が、悪さしてたと、私は思ってます」
[メイン] ヘブンズバグ : 「なので、仕方ないのだと」
[メイン] イトキリ : 「なるほど!」
[メイン] ヘブンズバグ : 「なんで、今度は」
[メイン] イトキリ : 「ああ、そういえばなんだか体が軽いわ……」
[メイン] ヘブンズバグ : 「四人で、しっかり夢を終わりましょうか」
[メイン] ヘブンズバグ : 「もう見飽きた所ありますし、ね」
[メイン] イトキリ : 「ふうん」
[メイン] イトキリ : 「あ、じゃあその前に」
[メイン] ヘブンズバグ : 「?」
[メイン] イトキリ : 「ありがとね」
[メイン] イトキリ : 「助けられたっぽいもの」
[メイン]
ヘブンズバグ :
「…どういたしまして、です」
にっこりと笑って
[メイン] イトキリ : 「これでスッパリ」
[メイン] ヘブンズバグ : 「ええ、貸し借り無しって感じ、ですかね」
[メイン] ヘブンズバグ : 「今度は普通に知り合いとか、友達として会えたら…嬉しいです」
[メイン] イトキリ : 「覚えてられたら、覚えておきましょう」
[メイン] ヘブンズバグ : 「覚えて目覚めるって意識しますから、私は」
[メイン] イトキリ : 「賢いわね、ええと……ヘブンズバグ。私もそうしておきましょう」
[メイン]
ヘブンズバグ :
「では、私はそろそろ」
座り込んで、考える
[メイン] ヘブンズバグ : 「…三人とも、また会いましょうね」
[メイン] ヒマリ : 「ぜ、絶対に!」
[メイン] フラー : 「是非、ご一緒させていただきますね」
[メイン] イトキリ : 「はい、はい」
[メイン] ヘブンズバグ : ソレを聞き届けて、目覚めに意識を向ける
[メイン] ヘブンズバグ : またどこかで会えたら
[メイン] ヘブンズバグ : お願いは、言葉にして
[メイン] ヘブンズバグ : 思い出せるように、願って
[メイン] ヘブンズバグ : 終わりを、祈って
[メイン] ヘブンズバグ : 私は、今度こそと
[メイン] ヘブンズバグ : 目覚めへと、意識を明け渡し落ちていった
[メイン] ヘブンズバグ :
[メイン] ヘブンズバグ :
[メイン] ヘブンズバグ : 目が
[メイン] ヘブンズバグ : 覚めた
[メイン] ヘブンズバグ : 明るい光は
[メイン] ヘブンズバグ : 閉ざしていた瞳の中に潜り込むが、不快では無い
[メイン] ヘブンズバグ : ゆらりと、目を開ければ
[メイン] ヘブンズバグ : 久々の、安らかな目覚めだった
[メイン] ヘブンズバグ : …期待に胸を膨らませて目を覚まし
[メイン] ヘブンズバグ : 紡いだ記憶を、思い浮かべて立ち上がる
[メイン] ヘブンズバグ : また会えたら嬉しい、どれだけ待つかは…少しだけわからないけれど
[メイン] ヘブンズバグ : でも、確かに覚えているから
[メイン] ヘブンズバグ : そうして窓を開けて、差し込む光を確かに見届けて
[メイン] ヘブンズバグ : 私は、雪解けを感じながら
[メイン] ヘブンズバグ : 久しく、広いどこかへ行こうと支度を始めるのだった
[メイン] ヘブンズバグ :
[メイン] ヘブンズバグ :